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バライロエンド
barairoend.exblog.jp

あると煩わしいけど、人が持ってると羨ましくて仕方ないものなんだ→ブログ

by clonecogang
散ツタ木ノ花イカホドバカリ
コバヤシーオハヨォォ!!

コバヤシは仮名であるが毎日このようなことをしている。
授業中の居眠りに対して。
階下のクラスから休み時間に囃される。

あれ?プくごってこんなテンションだったっけ?

     春暁  孟浩然

    春眠不覚暁

    処処聞啼鳥

    夜来風雨声

    花落知多少


漢文のオチはつまらない。
試しに書き下してみる。

「 春眠暁を覚へず
  処処啼鳥を聞く
  夜来風雨の声
  花落つること知る多少 」

しらねえよ!

なんか、春はなかなか起きらんないよねぇ
あちこちから鳥なんかないてんのはわかるけどさぁ
そういえば夜通し雨風非道かったみたいだけど
庭の木大丈夫かなぁ?

っていみですよ。
韻とかさ、字数とか句数とか対句とかに気をとられすぎなんじゃこざんせん?
少なくとも高校生が是を見て

「すわ!孟浩然!!」

ってなるか?
和歌ですら妄想を期待して居るというのに
ご理解まで一段階多いんす。


唐詩 →  古文 → 鑑賞


あんまり口にも優しくないし。
それに加えて井伏鱒二の暢気っぷりったら!
好いのですよ。
孟浩然が劇画なら、井伏鱒二はギャグ絵。
どう頑張っても少年用の藤子不二雄(Fの方)


    ハルノネザメノウツツデ聞ケバ

    トリノナクネデ目ガサメマシタ

    ヨルノアラシハ雨マジリ

    散ッタ木ノ花イカホドバカリ 


何より七五調がよいですね。
敬体(ですます調)だし。
ちなみに有名な

「サヨナラダケガ人生ダ」

って言ったのもこの人だからメモっておくように

先生は保健室に行って来ます。
# by clonecogang | 2007-02-24 01:14 | プールのあと国語
たまゆら
 たわたわと急かしく青年が急かしく走るので何事かと思えば何のことはない、会議の時間を過ぎていた。青年よ、廊下を走らないというのは平安の昔より決められて居るんだよ、と茶化しながら私も走った。
 青年は急かしく走っても、どこかでいっぺん余裕を見せるので、それが可愛らしくない。
 では可愛らしい急ぎ方というのを考えたとき、青年に対して性的な差別をおこなっている気がしたので、後ろをついて、真似をしてだわだわと走る。私が走るとどうしても濁点がついてしまう。攻撃的になってしまう。
 会議室にはエライ人と、となりの部署の一番エライ人と、うちの部長と課長が居て、仲むつまじく話している。一瞬ドアの方を目だけで見たがそれだけだった。
# by clonecogang | 2007-02-22 00:29 | ちらしの裏が白い
僕の仕事
僕の仕事はテストを作ることです。
僕の仕事はテストを作ることです。
僕の仕事はテストを作ることです。
僕の仕事は-

繰り返される自己暗示を
ぬぐい去るのに必死な僕は、
最早文章を紡ぐことすら怠けていて、
こうして怠けていて、
ただ、パラドクスの中に埋もれていたいと願って、叶わない。

たとえば
イエスかノーで答えなさい。
あなたが次に発する言葉は、「ノー」

そういって封じられたい。
目に見えない八方塞がりに迫られて尚、
わかりやすく塞がれたい。
わかりやすい閉塞は、だっていいわけになるので。

冬休みにライトノベルをかじった。
ああいった、執着的な文章(例えば推理小説だってそう)は
書けそうにないな、という結論にいたって、
全てはエゴです。

書くことも、
教えることも、
死ぬことも
全てエゴです、という八方塞がりと、
その壁に対し、盲目的な公務員に毒され続ける恐怖とで
気が狂いそうだ。

公務員の、毒。

ああ、これ違和感文じゃね?

まぁいいや。
図説パラドクスという本を読んでいて、
最終的に輪廻の話で、

小学校三年生の時
自分が自分で死ぬことを考えることが
唯一私を支えていたが、
いつしか、生まれ変わってやり直したい、が
どうせ生まれ変わってやり直しても
今までだって記憶がなかったんだから
また9年間で死んじゃうから意味ない
と、自分で逃げ道を塞いで
最近美輪明宏と江原がさかんに自分で死んだってやり直し
といっているので、複雑な気持ちになる。

中学三年生の時、
奥田民生の嫁に生まれ変わりたい
と言う冗談を触れ回っていると
そのシステムを直線的時間感覚で一蹴されて
いやいや、同時期に輪廻は起こっているよ、と。
不快でふわふわとしてどうもしようのない既視感と未視感の答えを
恐らく赤坂真理と鈴木いづみの方法論で
納得するために
私は以前も私であるし、次の世でも私であるよ、と説明を付けようとして
粒子単位で全ては同時に起こっているのだ、と嘯いて(本人は本気なのだが)みたのだが
と、いうか何度も繰り返して時空をも越えるのなら
ああ、無限は零と同義である、
などと納得していたら、
結局輪廻の行き着く先は結局
たった一つの自我である
と。
それが今日わかったことで、
オリジナルの死生観でないことよりも、
逃げ場がない、閉所恐怖症的畏怖感よりも、
じゃあ、もういいかな、と安らかである。
どこにも行けないなら、もう、私でいることもないかな。


だから、僕の仕事は、テストを作ることです。
国語で世界を繋ぐ術を手にする助けをすることじゃなくていいです。
僕はテストを作ります。
# by clonecogang | 2007-01-16 00:02 | 雑記
やがてくる眠りの手前
顔面が痛いのが目下の悩みで
舌先に口内炎様のものが出来たので
ついに俺は癌で、声を失う
といった文字にしてみて他人に表してこそ甘美な-しかしそれで居て視界を失うのに均しい
恐怖を弄び病院に行けば
なあに、舌先にある穴は潰瘍ではなくただの傷で
顔面の痛みはリンパ液のせいだと言うことだった。

医者の診断はもっと曖昧なもので、
上の原因については、断片的に発されたコードを自分でつなぎ合わせただけだから
実際のところはどのような原因か定かではない。
養護教諭に言わせると、外科にかかれとのことだったが、
言われる前に俺が向かったのは何の迷いもなく内科だった。

専門医でなく、また、このような北の果ての
フェリーが止まれば全ての物流が止まり餓死すらも免れられぬ
出口のない小さな島の病院のことだから、曖昧に診断を下されても仕方がない。

そんなわけで顔面が痛くて眠られないと訴えて処方してもらった睡眠導入剤を
飲んで、訪れない眠りを待ちながら、何かを書こうとしても
頭が暗示でストップしていて何も書けないので駄文を散らそう、と。

舌先の傷について執拗に書こうか。

きつい煙草を喫んでいるので実のところ話が出来なくなることを恐れている。
いつも舌先に傷が出来る。
親不知が一生出てこない生え方をしているので
時々無意識に触るのが原因だ。
そして、出来た傷の周りの腫れた味蕾を潰す癖があるので、
舌が腐ってしまうな、と恐怖している。
それで掌編を書いた。
咽にある穴についての掌編だった。

僕は澁澤龍彦が好きで、澁澤龍彦を思うときあの素晴らしい造形の顔立ちと、
サングラスと、そして喉元にあったという穴を塞ぐガーゼを思う。
断っておくが、澁澤龍彦を好きというのは、ミーハーな趣味だ。
テレビタレントに対し焦がれることに似ているから僕のこれは邪道だと自覚する。

自分が、好きな作家や歌手に対してどれだけ好きか、誰より好きか、
或いはじぶんがその対象とどれだけ似ているか、ということに
(私の適応機制の多くは「同一化」だ)
固執していた事があって、沢山の知識が在れば、それを誇示できると信じていたけれど
上には上が居る上に、結局それらは僕の財産にはなっても
好いているという証拠にも、立証にも、
まして姿の見えない、同じようにその対象を好きだという人間に勝つための武器にも
なり得ないとどこかで知っていたのを
いつか認めてしまって、そうしたら楽になると同時に、
同じような人々を空しく思うようになってしまって
これもいけないな、と思うところだが、まあ澁澤龍彦の咽の穴の話だ。

『都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト』という本がある。学研から出ている文庫本だ。
(気が向けば続稿、キーが打てなくなってきた)
# by clonecogang | 2006-12-10 23:51 | 雑記
北の果てのいがりほのかから とおき都にいるいがりほのかへ
Re;ALICE+t(リアリスト)
勝手に追っかけている、おおさかの七条優が参加する集団。らしい。
自己顕示欲が「あたし達の世代の子である事よ…(大意)」と思わせる。

なんだか、似て非なるものだわ!と思ったのでみてみてみて。
交流したい…
TシャーツなんかCUNEめいて素敵よぅ。


それで、わたくし、いがりほのか本人なんですけど
(もちろん夕暮ブランコ参加者全員がそう名乗ることを許されている)
夕暮ブランコの四号を切望して止みません!!

(羅生門のテスト作成の合間に…)
# by clonecogang | 2006-11-16 00:29 | 私信